こんにちは!かたふみです。
2023年1月14日にこんなニュースがありました。
『今井瑠々氏「くら替え出馬」に立民・泉代表「背信行為だ」…党本部が近く処分決定へ』
今井瑠璃氏が立憲民主党を離党し、4月の岐阜県議選に自民党推薦で立候補するというニュースでした。
このニュースを見ると、こんな疑問が浮かびます。

今回は、「くら替え出馬」をする理由とメリットを調べてみたいと思います。
くら替え出馬とは
まず「くら替え出馬」という言葉を知らなかったので辞書で調べてみます。
辞書によると
“所属する政党、あるいは、議院を変更して立候補すること”
との説明がされていました。
今回の今井瑠璃氏がしたことは、後者の用例『議院を変更して立候補すること』です。
くら替え出馬でよくあるパターンとしては、「参議院を辞めて衆議院に立候補する」といったものです。
くら替え出馬する理由
なぜ、今井瑠璃氏はくら替え出馬をしたのでしょうか?
2023年1月13日の記者会見では
「政党のための政治ではなく地域の皆様のために政治がしたいと、政治の力で支えたいと思うようになりました。一人では政治を動かせず、チームで地域を動かしていく、政治を動かしていく、その中に自民党の皆様も含まれている、そして大きな基礎をなしている。そう実感しました」
(参考:今井瑠々氏、立憲→自民へ“電撃転身”ウラ側 まさかの提案「野田聖子の娘に…」より)
と述べています。
自分が考えている政策を実現させるには、立民より自民のほうが地域の人々が動いてくれるということでしょう。
つまり、
「立民は日本国民に人気がないから、日本国民に人気がある自民に行く!」
と言っているようなものですね^^;
政治家として活動するためには、認知度と影響度も必要ですからね。
今井瑠璃氏は26歳と若いですが、合理的な考え方を持っていると感じます。
くら替え出馬のメリット
くら替え出馬のメリットを調べてみます。
くら替え出馬のメリットは、政治家のステップアップです。
「参議院を辞めて衆議院に立候補」はステップアップと言えるでしょう。
なぜなら、参議院より衆議院の方が格上と見られていますし、特に首相を狙う場合は衆議院が必須だからです。
もう一つは政党にとってのメリットです
くら替え出馬をする場合、選挙で勝てる見込みがあるか、勝てそうになくてもある程度有力な議員がステップアップを狙います。
つまり『勝ちやすい』というのが、もう一つのメリットです。
また、辞めた人の選挙区で行われる補欠選挙でも『勝ちやすい』というメリットもあります。
なぜなら、もともとある選挙区で当選した人がいる政党は、その選挙区で人気がある政党だと考えられるからです。
比例候補の転身の場合でも、次点の人が繰り上がるため議席数は減らず、デメリットがゼロでメリットのみが残ります。
まとめ
今井瑠璃氏が「くら替え出馬」をする理由とメリットを調べてみました。
賛否両論ありますが、戦略的に行えば、政治家の知名度や支持を得るために有効な手段であることがわかりました。
山本太郎氏も衆議院から参議院へ「くら替え出馬」をしています。
(参考:山本太郎氏「参院鞍替え」実は与党が戦々恐々な訳より)
有名な人でも「くら替え出馬」をしているので、それほど有効な手段なのでしょう。
いろいろと言われている今井瑠璃氏ですが、26歳という若い政治家が国を変えていこうとする姿を応援していきたいと思います。
それでは!