災害が起こったとき、「必要な備えは何?」と悩む人は多いですよね。
2024年正月に起きた「能登半島地震」。私は北陸地方に住んでいるため、実際に大きな地震を経験しました。

私は以前から防災グッズの準備をしていましたが、いざその時がきたら「これでは足りない」と感じることがありました。
この記事では、家族や生活環境に合わせた防災グッズの選び方、カセットコンロや簡易トイレの利用法を紹介します。
日常に連動した備えで、自分や家族を安心して守りましょう。
災害時に本当に必要だった防災グッズ!ライフスタイル別の備えを確認しよう
自然災害はいつ起きるかわからないので、家族を守るためにも災害への備えを常に考えておくと安心です。
まず大事なのは、水分と食料の確保です。一人最低3日分の水分と食料を備蓄することが目安とされています。
また、カセットコンロ1つとボンベ6本があれば、ガスや電気が止まった場合でも簡単にレトルト食品などが温めることができます。

非常用の簡易トイレの用意と、袋を多めにストックすると衛生管理がしやすくなります。
必要な災害対策は?家族構成ごとにチェックすべきポイント
家族構成によって必要な防災対策は変わります。
私の場合4人家族なので、水27リットルと食料36食分を確保しておけば、停電などで料理が難しい状況でも自分や家族の食生活を維持できます。

(参考:「防災士が選ぶ「本当に必要な防災グッズは」はこれ!」より)
また、子どもがまだ小さい場合、紙おむつやミルク、離乳食の準備が必要です。

複数人で暮らす家庭では簡易トイレの袋35~56回分を目安に用意しておくと安心です。

衣類7セットや衛生用品、医薬品を個人の体調に合わせてチェックすると、避難所での問題も少なくなります。

子どもがいる家庭や高齢者のいる家庭の場合、どんな準備を優先したらいいのか悩みますよね。
そんなときは、家族みんなが一度に使うアイテムを確保してみましょう。たとえば水や食料、携帯ラジオ1台などを最初に確保してください。

小さなお子さんや高齢の家族がいる場合は、毛布や寝袋も1つあると冷え対策に役立ちます。
人数や年齢層をイメージしながら、必要グッズをリストアップしておくと避難時も迅速に行動できます。

スペシャルアイテム!調理やトイレにも使えるカセットコンロを用意
災害時にはガスや電気が止まる可能性が高いので、カセットコンロを1つ備えておくと安心です。
食品を温めたりお湯を沸かしたりできるため、停電中でも温かい食事を取りやすくなります。
トイレが使えず水での洗浄が難しい状況では、カセットコンロでお湯を沸かしておしりを拭くタオルを温めるなど、少しでも不快感を抑えられます。


使用期限は製造から7年ほどなので、定期的にチェックして新しいものと交換しましょう。
災害時は精神的に落ち着きにくいものです。温かい食べものがあるだけで、心身が楽になります。
備蓄食品と普段使い食材の組み合わせ方
普段のメニューに備蓄食品を取り入れると、被災時も慌てずに食事を確保できます。
最低3日から1週間分の水やレトルトおかずを準備するのは一般的ですが、おやつがあるとストレス軽減にもつながって便利です。
たとえば「Defend Future 非常食セット7日分」はお米や麺類、汁物、おやつまでそろっており、栄養バランスも考慮されています。


セットに献立表が付いている場合、どの順番で食べるかも分かりやすいです。
普段の食材と組み合わせれば、非常時でも慣れた味を楽しめます。

防災リュックを持っているだけでは準備不足?本当に必要な道具だけを選ぶポイント
市販の防災リュックだけでは不十分な場合があります。
ライフスタイルや家族構成、体調などが異なるため、実際に必要なものを取捨選択することが大切になります。


リュックの中身が一般的なセットだと、自分の家族に合わないアイテムも入っていることがあります。
一方、本当に使う薬や非常食は入っていないケースもあります。
必要な道具を見極めるには、家族や生活スタイルを振り返ってリストを作るのがポイントです。

防災グッズで『要るもの』と『要らないもの』の確認方法!使用頻度と機能性がカギ
自然災害が増えている今、防災グッズを備える家が増えています。
一方で、たくさんある商品の中からどれを選べばよいのか分からず、「無駄なグッズを買いたくない」という声もあります。
私は防災リュックの中身を確認し、『要るもの』と『要らないもの』取捨選択し本当に必要な道具だけにしています。


実際に使うグッズを選ぶためには、準備するだけでなく試してみることが大切です。
ロープやコンパス、三角巾など一般的に防災グッズとして推奨されている物の中には、使いこなすのが難しいケースがあります。
カップ麺も温かい水が確保しづらい状況では食べることができません。


電池式のラジオを用意しておくと、気軽に利用できて頻度が上がります。
また、バッテリー式のラジオは半年に一度定期的に充電しておかないと実際に使用するときに使えないこともあります。
必ずしも「定番」が自分に合うとは限りません。
地域の状況や家族の人数を踏まえて、優先すべきアイテムを検討してください。
期限切れを防ぐコツ!普段使いのストックを上手に回転させよう
非常時のために多めに備蓄していても、気づけば「賞味期限」や「消費期限」が過ぎてしまうことがあります。
これを防ぐには、普段の生活の中で少しずつ使い、減ったら買い足す方法が効果的です。
使いやすい場所に収納しておけば、日常の調理にも取り入れやすくなります。

- レトルトや缶詰は日常で活躍
- 備蓄飲料水やカセットコンロのボンベは年末にチェック
- 非常食も年末にチェック
普段から回転させることで、災害時にも新しい備蓄を使えるという利点があります。
自宅での備えはもちろん、車内など複数の場所にも少しずつストックすると安心です。
心がけひとつで備蓄を無駄にしない工夫ができます。

意識してチェックを続ければ、いざというときの準備も特別な負担になりません。
まとめ:日常の生活習慣と連動させて災害時に備える意識を高めよう
日頃から少しずつ非常時のシミュレーションをしておけば、いざというとき素早く動けます。
大切なのは「難しそう」と思って止まるのではなく、まずは水や食料、簡易トイレなどから着手することです。
防災対策は時間が経つにつれつい後回しになりがちですが、思い出したときこそ取りかかるチャンスといえます。
最初は防災リュックなどの一式を購入して中身を把握し、その後不足しているものを買い足すとスムーズです。
一歩踏み出して行動すると、もしものときに自分や家族を守れる確率が高くなります。
便利な防災グッズが増えているので、ぜひこの記事を機に防災リュックや備蓄品を見直してみましょう。
災害はいつ起こるか分からないからこそ、今から準備しておく価値があります。
それでは!